月末のイベント中止が発表、年度末行事の実施判断はもう少し先か

先日の記事で紹介した、今月末開催の「技術書典」も昨日17日夕刻にサンシャインシティでのイベント中止を発表しました。当日スタッフの確保の見通しが立たなくなったこともあり、中心の判断とした模様。そのほか、私がかかわっている団体も来月頭までの会合中止が暫定的に決定するなど、影響は広がりそう。

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となると、年度末に開催される学校の卒業式や入学式の予定は、どうなるのか、という不安が現場では上がります。もちろん私もですが、文部科学省からは実際のところそこまでの具体的なオーダーは出されていないところで、官房長官も「主催者の判断で決定してください」の一点張りなので、それと同一の方向に向かうだろう。つまりは、政府や文部科学省が方向を示せば学校関係はそれに倣うだろう、といったところ。


大阪府も主催イベントを1ヶ月原則中止と発表、つまり3月中旬まで、ということになります。

大阪府主催イベント、1カ月原則中止 万博50年式典も
 大阪府の吉村洋文知事は18日、府の新型コロナウイルス対策本部会議で、府が主催するイベントを当面1カ月間は原則中止する考えを示した。一方、府立学校の卒業式は認め、延期や中止が難しいイベントについては、個別に判断するという。3月15日に予定していた1970年大阪万博の50周年記念式典も中止か延期を検討する。同様の対応を経済団体や市町村にも求めるという。

神奈川県横須賀市も鎌倉や逗子の隣ということもあってかイベントの延期を検討する市長発表を掲載するなど、まだまだ落ち着かない。しかし、今の段階で6月まで延期というのは...という意見もある。以前の感染症における収束も半年近くという前例があることからの判断かもしれない。

イベントへの対応について(市長指示)
市内での患者の発生を極力、抑止するため、当面、6月末までの市主催の不特定多数が集まるイベント及び市の施設を利用して他団体が行う不特定多数が集まるイベントは、中止または延期を前提に対応すること

卒業式を中止している学校は、当方調べではない模様(2月18日17時)。東日本大震災の時は講義室で卒業式をやる学校もあったが、今回はどうなるだろうか。卒業式などの式典は規模的にいうと「コンサートホールいっぱい」なので、数千人規模が良いところだろう。ただ、1ヶ月前の時点で中止を判断するということは、参加者の顰蹙を買うことは間違いない。東京マラソンにおける一般ランナーの参加中止なども含めて、どのイベントも開催半月前の判断になっている印象がある。なので、もう少し様子をみるという流れになっている。それはそうだな、と運営側としては納得せざるを得ない部分。

今後も注視しながら、というところは全く変わりがない。

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太陽の塔、真下から見上げてみる。

きょうの写真は、大阪府知事の記者会見にちなんで、岡本太郎の「太陽の塔」を真下から見上げてみた写真を選んでみました。