新宿東口にはオブジェができていた。

珍しく打ち合わせもなかった連休前の日曜日。そんな日は献血に行くというのがコロナ禍におけるルーティーンになっている。土曜日に思い立ちウェブ予約画面を開く。久しぶりに献血サイトを見ると、400ミリリットル献血が不足しているとの広報記事。そのまま新宿の献血ルームを予約した。成分献血は前日の時点ですべての予約が埋まっていたが、私は400ミリリットル献血の気持ちで画面を見ているので、そんなことは一切気にせず予約完了。この献血が45回目の献血となる。

日曜日、新宿駅東口を散歩しているとやたらとテレビカメラが張り付いている。JR東西通路が自由連絡通路になったことの取材かと思っていたが、そうではなく東口ロータリーに出現したオブジェとその広場に関する取材であった。確かに前回新宿駅を歩いた時にはこのオブジェは存在していなかった。すかさずEOS Rで写真に収める。

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新宿駅東口に登場したオブジェ。Canon EOS R + EF 24-105mm IS USM f/4

株式会社ルミネは、東日本旅客鉄道株式会社と共同で新宿東口駅前の美化整備のため、パブリック・アートを中心とした新宿東口駅前広場を2020年7月19日にオープンする。 今回の新宿東口駅前広場の美化整備は、ルミネ初の取り組み。たんなる美化ではなく、「ストーリーを語れる場所を作ることで街の発展に貢献したい」という考えから、その中心にニューヨークで活躍する現代美術家・松山智一を起用し、広場全体がアート作品となるよう計画された。 bijutsutecho.com

よくよく考えればわかることだが、そもそもあのロータリーはルミネの私有地だ。地下に降りればLUMINE ESTの地下アパレルショップ群が並んでいる。たしかにあのエリアだけ道路仕様も違った。いつのまにかロータリーから新宿通りにつながるアクセス方法も変わっていて、新宿は変わっていくことをこの目で見たところである。

新宿駅を後にした私は、北村写真機店へ。語弊を生む可能性があることを承知だが、もともとはカップルの休憩所「TSUTAYA BOOK STORE」があったところが丸っとキタムラにわたった形だ。ライカやニコン・フィルムカメラなど、まるで新宿西口のマップカメラに対抗するように所狭しとギャラリーされている。人が多くて写真は撮れなかったが、RF 24-105mmのリースとか試してみたい。リースもしくはサブスクを契約して、遊んでみたい。

別のフロアに足を運んでみたところ、蜷川実花さんのギャラリー展示が行われていた。色鮮やかな表現が訪れた人を包み込む。異空間に誘い込まれたようなそんな感覚に引き込んでくれる。私もベンチに座ってじっくり写真を眺めてしまった。館内の写真撮影も可能とのことだったので、この雰囲気をカメラで納めた。ぜひ、見入っていただきたい。

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北村写真機店で開催されている蜷川実花展 Canon EOS R + EF 24-105mm IS USM f/22

休日の自己満足度をいかに上げるかに人生をかけている。