Google Mapが15周年を迎えた。ペグマンは?

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Google Mapが15周年迎えたとのこと。つまり、2005年にサービスを開始したということだ。実際のところ「2005年にサービスを開始していたんだ」という感覚はないのが正直なところ。これまでもGoogleが新しいサービスを生み出したり、サービス内容を変更することを発表すると世間は騒ぎ、フリーライダー(でない者も)たちはTwitterのタイムラインを中心に焦りだした。

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今でさえ、Google Mapが世の中に密着していますが、当時は認知度も低く日本国内でもマピオンやMap fanなど既存プラットフォームが優勢の印象がありました。印刷なども含めて使いやすさは抜群だったように思います。Googleと並列で並べてよいのかはわかりませんが、ヤフージャパンの地図「Yahoo map」はマピオンと連携をしてましたが、その後2009年に別会社のプラットフォームを使用することになります。そんなこともあり、現在ではAndroidやiOSの普及でプリインストールされているマップアプリが存在することや、Google Appsの普及などもあり、国内プラットフォームは劣勢に立たされてしまっています。今後の地図業界はカーナビをはじめ、どのように進化していくのでしょうか。

今やどこのテレビ放送局でも使われている、Google Earthは、Googleが買収したKeyhole社が作ってきたソフトウェア(技術はMapでも使われている)を引き継ぐ形でMapと同じ2005年から提供開始。日本でも2006年からソフトウェア提供が始まるのですが、低スペックかつ遅い回線では地球儀がぐるぐるまわらず、格闘しながらも世界旅行が端末ひとつでどんどんできる時代がすぐそこまで近づいていることを予感していました。

ストリートビュー。2007年からサービス開始、日本国内でも2008年から提供が開始されました。「ペグマン」という名前は、ストリートビューを見るときに、みなさんがクレーンゲームのようにつかみあげる、あのキャラクターです。インターネット関係者以外には意外と知られていない、ペグマンさんはコスプレしたり、節目節目で衣替えをしていたんですよ。Google検索のロゴほどの衣替えはしていないと思いますが...


Google Maps: #PegmanLive

サービス開始当時、なんだこいつ、遊べるのかと感じた私は、とりあえずペグマンをつかんであっちこっち飛ばしてみたり、落としてみたり、すぐ持ち上げてみたりして遊んでいた記憶です。当時は、Google Mapの地図内に画像が出現する方式で、財布の中身がない私は、これで仮想旅行をしていました。それが今や全国津々浦々、林道の奥の方や東京駅の丸の内ドームまで、どこでも見れるツールになっています。ありえないことは承知していますが、この中から一部でもフリーライセンスで提供できるような仕組みを作ってくれればうれしいものです。