長かったはずの5連休はあっという間だった

東京オリンピック2020が開催されれば開会式だったはずの4連休。本職における新型コロナウイルス対策の担当として走り続けたこの半年。苦しい時も、つぎ目指せるものを探しながら走り続けた。そのご褒美もあってか、私にはもう1日の休暇を与えていただいた。今回の旅で行先が決まっていたのは、野麦峠・松本・上諏訪だけだった。大型連休ということもあり、いろいろな方に会いたい念を送らせていただいたところ、行先は松川村・伊那市・塩山・甲府が増えた。

美味しいものも、ゆったりできる場所も、多くの方にご紹介いただきました。ウィキペディアタウンの関係者に限らず、現地在住本職社内の方、一緒に課外活動をしながらFM局で話されている方など。本当にありがとうございます。

松本でレンタカーの衝動借りをして、号泣しながら伊那へ車を走らせたこと。こんなことが出来る機会なんてなく、久しぶりに心がすっきりした気になっています。まだ泣きたいのは収まってないのです。伊那でモロたんにハグしてもらおうかと心の中で思っているくらいに。本当は日本酒を爆飲酒したい気持ちでしたが、私の口に合うものかどうかはわからず、チャレンジできず。

本当に人とのつながりに恵んで頂いてることに感謝。伊那路に行くときは、心の節目で何かが起きているとき。そして、口下手な私でもとことん付き合ってくれるみなさまと自然に助けていただいている。同時に、半年から一年のペースで伊那路に行っていることもある。

ここまで来たら、もう断言していいだろう、伊那路は第二の故郷だと。

経済再生担当省が発表した「在宅7割」の対応で始まろうとしている、今週のお仕事。泣きたい気持ちが収まったわけではないが、応援歌をいただいたつもりでまた頑張りたい。

新宿東口にはオブジェができていた。

珍しく打ち合わせもなかった連休前の日曜日。そんな日は献血に行くというのがコロナ禍におけるルーティーンになっている。土曜日に思い立ちウェブ予約画面を開く。久しぶりに献血サイトを見ると、400ミリリットル献血が不足しているとの広報記事。そのまま新宿の献血ルームを予約した。成分献血は前日の時点ですべての予約が埋まっていたが、私は400ミリリットル献血の気持ちで画面を見ているので、そんなことは一切気にせず予約完了。この献血が45回目の献血となる。

日曜日、新宿駅東口を散歩しているとやたらとテレビカメラが張り付いている。JR東西通路が自由連絡通路になったことの取材かと思っていたが、そうではなく東口ロータリーに出現したオブジェとその広場に関する取材であった。確かに前回新宿駅を歩いた時にはこのオブジェは存在していなかった。すかさずEOS Rで写真に収める。

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新宿駅東口に登場したオブジェ。Canon EOS R + EF 24-105mm IS USM f/4

株式会社ルミネは、東日本旅客鉄道株式会社と共同で新宿東口駅前の美化整備のため、パブリック・アートを中心とした新宿東口駅前広場を2020年7月19日にオープンする。 今回の新宿東口駅前広場の美化整備は、ルミネ初の取り組み。たんなる美化ではなく、「ストーリーを語れる場所を作ることで街の発展に貢献したい」という考えから、その中心にニューヨークで活躍する現代美術家・松山智一を起用し、広場全体がアート作品となるよう計画された。 bijutsutecho.com

よくよく考えればわかることだが、そもそもあのロータリーはルミネの私有地だ。地下に降りればLUMINE ESTの地下アパレルショップ群が並んでいる。たしかにあのエリアだけ道路仕様も違った。いつのまにかロータリーから新宿通りにつながるアクセス方法も変わっていて、新宿は変わっていくことをこの目で見たところである。

新宿駅を後にした私は、北村写真機店へ。語弊を生む可能性があることを承知だが、もともとはカップルの休憩所「TSUTAYA BOOK STORE」があったところが丸っとキタムラにわたった形だ。ライカやニコン・フィルムカメラなど、まるで新宿西口のマップカメラに対抗するように所狭しとギャラリーされている。人が多くて写真は撮れなかったが、RF 24-105mmのリースとか試してみたい。リースもしくはサブスクを契約して、遊んでみたい。

別のフロアに足を運んでみたところ、蜷川実花さんのギャラリー展示が行われていた。色鮮やかな表現が訪れた人を包み込む。異空間に誘い込まれたようなそんな感覚に引き込んでくれる。私もベンチに座ってじっくり写真を眺めてしまった。館内の写真撮影も可能とのことだったので、この雰囲気をカメラで納めた。ぜひ、見入っていただきたい。

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北村写真機店で開催されている蜷川実花展 Canon EOS R + EF 24-105mm IS USM f/22

休日の自己満足度をいかに上げるかに人生をかけている。

ぶりとしらす、新鮮な魚介はやはりおいしいものだ(宇田川町魚金)

ある平日のこと、渋谷に用事があり、普段であれば渋谷駅に降り立つのだが、たまには雰囲気を変えて、代々木公園駅から歩いてみることにした。

降り立ったのは千代田線2番目の駅、代々木公園。平日の午前にもかかわらず、駅の中は思ったほどの人は歩いていない。正直ベッドタウンかと思うほどである。実際のところ、代々木上原・幡ヶ谷周辺エリアは、商業区域というよりはベッドタウンのほうがしっくりくる。駅で迷うことはほとんどない自分ではあるが、久しぶりに時刻表と避難経路図のボードを眺めてみた。学生時代(建築事務所アルバイト時代)のサインシステムでは、あくまで図だけで終わっていた避難経路図に、海抜表示が加わり、となりの時刻表は1電車ごとにラインの区切りが入っている。ここ最近、当時のバイト先社長が「オリンピックに向けて改訂あるから変わらず忙しいんです」と仰せだったのはこれだったのか。たぶんこれからもマイナーチェンジとバージョンアップを続けていくのだろう。個人的には大阪メトロのフォントがあまり好きではない(完全に主観が入っている)。

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避難経路図、マイナーチェンジ中

代々木公園駅の出口を出ると目の前には、新宿・渋谷区とは思えない木々に囲まれる。代々木公園は明治神宮の森と一体となっていることもあり、正直自分でもどこが境なのかはわからない。富ヶ谷から文化村へ延びる一方通行をゆったりと歩く。通りには「テイクアウトやってます」の看板が目立つ。アパレルショップはソーシャルディスタンスへのお願いも随所にみられる。

今回、渋谷の某テレビ局に勤務する方に普段ランチで訪れている店をご紹介いただいた。井の頭通りに建つAbemaタワーの向かいにあるビル「魚金」というお店だ。新橋や池袋・神楽坂など、いくつかの店舗があるようであるが、今回初めてお邪魔した。

宇田川町魚金
〒150-0042 東京都渋谷区宇田川町10-2 宇田川BLUEビル2F
r.gnavi.co.jp

ランチメニューは、鰤しらす丼(1,000円税別)や刺身定食(1,280円税別)、金目鯛煮付定食(1,280円税別)など。今回、金目鯛にしようか鰤しらす丼にしようか悩み、最終的には鰤しらす丼をオーダー。出てきたどんぶりには鰤としらすをぎっしり詰め込まれている。私のペースだと30分くらいかけてゆっくり食べたいが、お散歩に時間をかけてしまったので、ゆったりもしてられない。メニューをよく読んでいなかったのだが、帆立のクリームコロッケ付きで驚きが隠せない。東京都心のランチはいいなぁ...。

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鰤しらす丼(1,000円・税別)。

その後は、N局に寄ってから月末に開業する宮下公園再開発エリアへ。渋谷の新たなランドマークとなる「ミヤシタパーク」は7月28日に開業されることがすでに発表されている。実際に、ホテルやアパレルなど多くの業態が開業する。立川にも新しいホテルが出来たというが、五輪前の建設ラッシュが経済にいい方向に傾けばうれしいが、自粛ムードが形成されている状況では難しいところだろう。

www.fashion-press.net

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MIYASHITA PARK

お散歩しないと運動不足が積み重なっていく。どうにかしたい。

延期された「ウィキペディアブンガク 大岡昇平」、開催の兆し!

春先から大型連休期間にかけて、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴って、緊急事態宣言・緊急事態措置が発令されたことにより、世間の施設は軒並み閉鎖となってしまいました。同時に、予定されていたウィキペディアタウンをはじめとしたイベントも中止や無期限の延期が発表されました。その影響は、5月末で緊急事態宣言が解除され、1か月が経過した現在でも続いており、11月の図書館総合展のリアル開催が取りやめ(実施形態変更)になったり、大学入学共通テストの日程が増えるなど来年にも影響が出始めています。

そんな中ではありますが、施設が再開されることに合わせて、秋からは公共施設の行事も徐々に開催される方向で調整が始まっています。例年春・秋に開催しているウィキペディア・エディッタソン「ウィキペディア・ブンガク」は、今年春の開催が神奈川近代文学館の特別展示「大岡昇平の世界展」が開催を繰り下げたことで延期となりましたが、2020年10月3日(土)~11月29日(日)の開催が発表され、開催できる兆しが見えてきました。

www.kanabun.or.jp

直近では、神奈川近代文学館と神奈川県立図書館のかなり強力なバックアップによって、その勢いを増しています。毎回、特別展に関する展示説明をいただける「ギャラリートーク」や特別に無料で文学館を見学できる、図書館ではウィキペディアタウンに匹敵する資料を会場に準備してくださるというありがたいサポートをいただいています。ぜひ開催が正式に決定しましたら、みなさん横浜に足を運んでいただきたいところです!

https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Wikipedia_Bungaku_in_Kanagawa_2019-10-06_(1)_sa.jpg
昨年度も多くの皆さんにご参加いただきました![CC-BY-4.0]

集合写真は、前回の開催にあたる(昨年10月に開催)「中島敦」の回です。前回のブンガクも会場の定員が名一杯になる方にご参加いただき、調査活動を展開させていただきました!今回も多くの本に囲まれて作業ができると思うとワクワクしますね!


エディッタソンの開催日は例年のスケジュール通り、10月下旬から11月になりそうです。もう少し開催に関する事項が固まってきましたら、皆様にもお知らせいたしますので、引き続き、よろしくお願いいたします。

屋外に設置された美術品のライセンス設定

これまで、アウトリーチでまち歩きしたり、文学館でエディタソンを開催するとやはり画像が使いたくなる時はあるのですが、ウィキペディアやウィキメディア・コモンズのサーバーはアメリカにあることでそのライセンスについては多少複雑になっています。きょうはそのなかから一例として、屋外美術品に関するニッチなルールを紹介します。原文についてはウィキペディア日本語版のプロジェクトページに掲載されていますので、内容をご確認ください。

初めに、屋外に設置された美術品というとどんなものを想像しますか?建築物、絵画、銅像、写真など該当させようと思えばいくらでも当てはまる気がします。ウィキメディア財団の規定では、日本・米国双方の著作権法を満たす必要があると定めています。日本では著作物の扱い(法律は疎いですが)では建築物は除かれ、それ以外の美術品は著作権で保護されています。

ja.wikipedia.org

製作者・撮影者などが亡くなって50年・70年経過するなどして著作権が切れていない、絵画、銅像、写真などについては、当たり前ですが著作権が存在することになります。これをウィキメディアプロジェクトに移入する場合には、著作権者の取り扱いを確認しておく必要があります。例えば、上野公園にある西郷隆盛さんの銅像は、1934年に逝去した高村光雲氏によって制作されています。高村氏は没後70年が経過しているため、上野公園の銅像は日本国で著作権が切れていることになります。つまり、西郷さんの没年とは関係ないですということです。

commons.wikimedia.org

もちろん、著作権者が許諾をした場合はその限りではなく、ウィキメディアプロジェクトに関わるボランティアが著作権の許諾を確認する制度があります(OTRSというシステムがあります)。 commons.wikimedia.org

その中でも、日本国内で50年・70年を経過していない美術品については、その物体自体を複製すること(など)をしない限りは自由に使用していいという例外規定があります(日本・著作権法(昭和45年法律第48号)46条)。もちろん、日本・米国法のどちらにおいても、「屋外美術写真はフリーではない」です。さらに、米国法では、前段のようなこれら屋外著作物の著作権の制限に関する明文の規定がありません。

そこで日本語版ウィキペディアでは、縦・横画素数サイズの積が31万にならないようにする、確実に1記事には掲出する、写している物(絵画、銅像、写真など)などの条件(屋外美術を被写体とする写真の利用方針)を付与した上で、日本語版ウィキペディアに直接であればアップロード(これを「ローカルアップロード」と呼んでいます)をすることを認めています。

今回の案件は、新潟のウィキペディアタウンで撮影した「川村修就」の銅像が1993年に設置され、製作者もご存命であったことから、この画像がウィキメディアコモンズではアップロードできないというものでした。

それでは、またウィキペディアタウンでお会いしましょう!

ラジオ出演依頼、ただしテープ

大阪方面のコミュニティFMから、ウィキペディアンではない方のあらいさんとしてラジオの出演依頼をいただきました。今回はテープ出演ということで、ICレコーダーを手元に準備しての録音になりそうです。

 

社会人として10代に送るメッセージとリクエストということで、とりあえずしゃべる原稿と話し時間を先方には送ったが、果たして採用してもらえるのだろうか。

 

明日は金曜日、早くお散歩したい!

家計簿アプリを試し始めてみて

年度末から使い始めた家計簿アプリ「Zaim」。面倒臭がりな私にはかゆい背中の下の方に手が届くサービス。銀行口座のネットバンキングやJREのIDサービスにも接続ができるので(もちろん読み取り専用)、様々なサービスを接続することが可能。

zaim.net

実際、私は給与支払口座・立替払口座・事業外収入・クレジットカード3社・モバイルSuica・各種ポイントアプリなどを接続している。これらのサービスは、アプリから定期的にサービスに接続し、最新情報を(完全なリアルタイムではないが)アップデートしてくれるので、先ほどの面倒くさがりな〜というところに繋がる。これらのサービスを合計、クレジットの未払を差し引いた保有現金の合計が常に見ることができる。

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カレンダーごとでも収入・支出が表示可能

もちろん手動登録もできるので、財布からの直接出勤や共済の積立なども手入力し、積立用口座や共済の積立は先ほどの合計には加味しない設定にすることも可能である。

日本経済を回しながら、給与天引き貯金の情報が見えたらいいなを叶えてくれたアプリ、今後も使い倒したい。